私が一番繰り返してみた映画は「かがみの孤城」です。
理由は
なんとも言えない学生生活の雰囲気があの映画にあるからです。
かがみの孤城は対人関係のトラブルから不登校となってしまった7人の中学生がそれぞれ自宅の鏡を通して断崖絶壁の城にたどり着き、城主であるオオカミの面をかぶった少女から出された課題を7人でクリアするというお話です。
終盤からの伏線回収がすごいと評判のこの作品ですが、私は学生生活の再現度の高さに感心しました。
クラスの閉鎖感と孤独感や教師と話すときの圧迫感、人間関係でのトラブルなど自身の経験がよみがえるほどです。
学生生活での体験は当時こそ嫌なものと捉えているものですが、そこから脱出した後は月日が経つにつれ美化されるものだと私は感じています。
将来、自分の子どもや知り合い、次の世代で同じような悩みを抱える人たちがいたら大人の価値観ではなく子どもの価値観で熱心に話を聞くことが大切だと考えます。
そういった意味で私はこの映画を繰り返し見て、感性が鈍らないようにしています。